電撃大王2016年6月やがて君になる11話は、センターカラー!
生徒会長戦が終わり、生徒会劇の話が出て、今回から新章突入のようです。
文化祭に向けての生徒会劇編、というべきか。
七海先輩は、おねえちゃんの亡霊と向き合わざる得ない展開になりそう。
【ネタバレ】やがて君になる 11話 秘密のたくさん
「七海先輩ってどういう人なの?」
こよみに聞かれ、戸惑う小糸さん。
どうやら、こよみは生徒会劇の脚本を受けたようですね。
どうも話ありきではなく、オリジナルの脚本を書く上で演じる人の人柄から考えていくようです。
という事で手始めに七海先輩の人柄を聞かれたのですが・・・。
●文武両道
●人当たりが良く、誰からも信頼が厚い
と、小糸さんはありきたりな事しか言えません。
「完璧すぎて面白くない」
とバッサリこよみに切られる始末。
欠点がある方が、話にしやすいんだけど、何かない?
と問われますが・・・。
完璧を装っているだけで、本当は怖がりなんて
言えやしません。
更にこよみは、じゃ、隙とかかわいいなって思う所がない?と、グイグイ視点を変えて聞いてきます。
心の中では・・・
●すぐ照れて赤くなるとか、
●ストレートに好きとか言ってくる所とか、
全然話せない事しか思いつきません。
小糸さんの中では付き合っている意識はないのですが、改めて先輩との関係がオープンにできない、友人に対しても言えないことが増えていく、描き方が秀逸ですね。
さて、小糸さんのもう一人の友人、朱里が現代文で補習の危機。
ここで登場したのが、現代文の理子先生。
まともに名前が出ましたね!
今回のお話の準主人公といっても良いでしょう!
場面は変わり、七海先輩と佐伯先輩。
小糸さんが協力的な事を不審がります。
最近随分、仲がいいと勘ぐる佐伯先輩。
これ佐伯先輩が七海先輩を好きだったら、余裕がないパターンですね。そうだとしたら、このツンケンな表情なのも納得。
ここで七海先輩が佐伯先輩をどう思っているのか、モノローグで暴露されます。
●小糸さんとは違った意味で、紗耶香は優しい。
●紗耶香が自分に要求するのは、完璧な自分だけ
●自分がそれを演じきれている限り、その後ろに隠しているものを覗き込んだりしない。
●紗耶香は秘密を許してくれる。
ちょっと、七海先輩佐伯先輩を見くびっているような気がしないでもないですが・・・。
現時点では、七海先輩も小糸さんと同じく、友人に言えないことが増えていると感じているようです。
さて、七海先輩生徒会メンバーとこよみの顔合わせが、あの喫茶店で行われています。
あの喫茶店とは、小糸さんが七海先輩を振ろうとした例の喫茶店です。
おっと、ここで店長のアップが。
しかも「可愛い子の顔は覚えている」という意味深な発言。
まじか。
この店長、怪しいぞ。
来るのか?
さて、そんな「クルーきっとクルー♪」的な雰囲気の中、粛々と顔合わせをする生徒会面々+こよみ。
満面の七海先輩に対し、
「私はただ話を作る練習がしたい」
とクールに対応する、こよみがクールすぎる笑
もうちょっと愛想よくした方がいいんじゃないか、と心配するくらいです。
さて・・・ここで、もう一人の来客が・・・。
そう、今回のヒロイン理子先生登場です!
しかも、店長におかえりって言われてるよ!!!
すかさず、おかえりをツッコむ佐伯先輩。
理子先生は「店長とは大学の頃からの付き合い」で乗り切ろうとします。
しかし・・・佐伯先輩の目は誤魔化せないかも。
佐伯先輩と店長・理子先生の絡みが今後あるかもですね。
さて、帰り道。
小糸さんと七海先輩は二人で帰ります。
こよみに七海先輩をどんな人かと聞かれ、困ったと告白する小糸さん。
本題よりも、小糸さんがこよみと、友人を呼び捨てにした事に反応する先輩。
「侑って、私も呼んでいい?」
とおもむろに尋ねます。
あれ?今までも時々呼んでなかったっけ?と読者共々小糸さんも首をひねりますが、普段からみんなの前で呼びたいと七海先輩。
「そりゃ、後輩のことを名前で呼ぶのは全然いいんじゃないですか?」
とあくまで男前クールな小糸さん。
「侑」
「はい」
と余裕のない先輩とは裏腹に、なんでもない顔をします。
そこで、七海先輩は特別を求めます。
「侑も私のこと、名前で呼ぶのはどう?」
いやいや、これ無理でしょ!
学校でうっかり名前呼び捨てしたら、佐伯先輩あたりが飛んできてドロップキック喰らいますよ!
案の定、小糸さんからじとーーーと軽蔑の眼差しで見られる七海先輩ですが・・・。
「橙子先輩」
おお、小糸さん賢い。
先輩をつければ問題ないよね。
仕方ないから呼んであげた小糸さんに、メロメロの七海先輩。
大丈夫かな、この人。
●先輩は自分からグイグイ来るくせに、
こっちから行くと弱い
こういう所は可愛いのかな?
と考える小糸さん。
今回も綺麗にまとまったと思いきや・・・。
まだ続いてた!
先ほどの店長と理子先生です。
は!?二人一緒に暮らしてるの!?
教員は給料安いからルームシェアでしょう・・・な訳ないよね!
これはもしかして・・・。
もしかして。
キスきたーーーーーーーーーー!
確定です。
【感想・レビュー】やがて君になる 11話 秘密のたくさん
こよみがグイグイ質問してくる問いに、小糸さん自身が先輩に対しての可愛い所を考えるなど、後々、さざ波のように広がるような、細かな伏線がうまいな、と思う回でした。
前回のお家イベントに続き、
名前呼びイベントが来ましたね。
下の名前で呼び合うのは、大切なプロセスです。
セオリーをきっちり踏んでいるね!
最後の先輩との帰り道で、一周回って小糸さんなりの先輩に対する感じ方が描かれてる所も丁寧。
そして、そして
最後の4ページがぁ・・・!
まさかとは思っていましたが、
「きっと来たーーーーーー!」
やはり、不自然なコマのアップの通り、二人は恋人同士でした。
うん、これでいい。
これを読んでいたら世の中の女の人全員、女性と付き合っていてもおかしくないよ。
鳰先生は、読者が何を求めているのかわかってらっしゃる。
鳰先生、君はそのままでいてね。