電撃大王2016年9月、やがて君になる14話「交点」になります。今回もネタバレしてますので、気になる方はブラウザを閉じてくださいね。
表紙は佐伯先輩と、若干引き気味の小糸さん。
気持ちわかるわ・・・。
それでは行って見ましょー!
【ネタバレ】やがて君になる14話 交点
おや、文化祭の生徒会劇にすっかり焦点が当たると思ったのですが、その前に体育祭があるようです。
部活対抗リレーなる種目があり、生徒会も出るようなのですが・・・生徒会が部活扱いの学校も珍しい。
運営する側なので忙しそうですが、その合間を縫ってリレーの練習をしています。
で、小糸さんと佐伯先輩のバトンの受け渡しが上手く行きません。あちゃー。やっぱりギスギス感が影響しているようです。
小糸さん、堂島君に仲悪いの?とからかわれる始末。
体育祭の実行委員をまとめる、七海先輩。
みんなは、七海先輩が当たり前のように代表を務めることができると思っているんだろうなぁ、と小糸さんはぼんやり考えます。
自分と、佐伯先輩以外。
七海先輩は先生に残ってと言われたので、小糸さんと佐伯先輩が二人っきりに。
「します?練習」と小糸さん。
「しなくていいんじゃない?」と佐伯先輩。
部活対抗リレーなんてお遊びみたいなものだし、と続けます。
佐伯先輩ってもっとまじめな人かと思ってました、と少し驚く小糸さん。
「まじめにやる事と、それ以外の区別をつけているだけよ」と佐伯先輩。校門を出ると、あっさりさよなら、と帰ろうとします。
そこで・・・先の空気まで読める小糸さん。
「佐伯先輩!」と呼び止め、「お腹空いたりしません?」とお茶に誘います。勇気あるな!
そして二人でファストフード店へ。
「佐伯先輩、こういう店来るの初めてとか」
とワクワクしながら、聞く小糸さん。
普通にファミレスとか、カラオケとか行くと聞いて、残念がります。
「なんだか、後輩に気を使わせちゃったみたいでカッコ悪いわね。私たちの間の空気が悪いから、親睦を深めようとしてくれたのでしょう?」
佐伯先輩も察しがいい人なので、小糸さんの意図は分かっているようです。ついでにギスギス感も笑
「佐伯先輩って、見た目ふわふわしてると思ったのに全然そんな事なかったですね」
ですよね。橙子が絡むとギスギスしてる笑
「小糸さんってもっと素直な後輩かと思っていたけど、案外失礼ね」
小糸さんは、上級生でも言うことは空気を読んで、ちゃんと言ってますからね。
二人の話題は劇の話に。
佐伯先輩は、どっちでも構わない。
橙子がやるなら協力する、と言うスタンス。
頑固だから、やるって言い出したら聞かないから・・・と語る佐伯先輩、恋する乙女の表情になっていますねぇ。
「佐伯先輩って、七海先輩のことすごい好きですよね」
そこを鋭く攻撃する小糸さん。
しかし、佐伯先輩ポーカーフェイス。
「好きよ、一番の友人だと思ってる」
「好きって、そう言う?」
おう、まだ食い下がる小糸さん。
「あなたは・・・橙子のこと好き?」
と逆に聞かれ、焦ります。
「先輩としてそこそこ好きですけど・・・」
「友人として、先輩として、他に何があるって言うの?」
最後までクールに決める佐伯先輩でした。
「劇をやり遂げたら、先輩は先輩になれるのかな?」
と呟く小糸さんに、佐伯先輩は、
「橙子がそれを望むとは思えない」
と返します。
そんな日が来たら、
『私は橙子に好きだと言えるのかしら』
『私はどうなるんだろう』
と二人は想いを馳せます。
そして後日。
バトンの受け渡しがやっと上手くできた二人。
七海先輩の
「本番も頑張ろうね!!」
と言う満面の笑顔に、二人ともジト顔です。
「ほんと、橙子って厄介よね」
「同感です」
【感想・レビュー】やがて君になる14話 交点
小糸さんと佐伯先輩のギスギスが、リレーのバトンまで影響するなんて・・・。
原因である七海先輩は、何も気がつかないところが笑
これだけ失敗するのだったら、順番入れ替えるとかさ。
七海先輩も佐伯先輩も、余裕がない感じですね。
小糸さんが一番、全体が見えているし、何よりギスギス解消されないと自分がやりづらい・・・。
今回は小糸さん視点でしたが、
ファーストフード店での「好き」のくだり、
ポーカーフェイスで押し通していましたが、佐伯先輩、内心めっちゃ焦っていたと予想。
小糸さん、追撃するとは思わなかったな。
それりゃ、前回「嬉しかった」と一言言っただけで、人殺しのような目で見られちゃ、好意の意味とかわからなくなりそう。
読者的にはトラウマだったあの七海先輩の目ですが、実際遭遇した小糸さんはトラウマになっていない模様。
それどころか、好きの意味を一生懸命模索している姿に、メンタルの強さを感じずにはいられません。
劇の前に、しばらくは体育祭編になりそうですね。